家の間取りやデザインは細かく調べたり理想のイメージを持たれている方は多い一方で、断熱は後回しにされがちです。
本当にそれでよいのでしょうか?今回はそんな家の断熱についてのお話です。
1.家の断熱について
2.断熱の重要性
3.リフォームで断熱を良くする方法 と注意点
4.まるごと断熱とは
5.まるごと断熱でどれくらい快適になるのか
6.まとめ
家の断熱について
家の断熱は住みごこちを左右する家の性能で最も重要なポイントです。
現代の家において、家の断熱は屋根裏、外壁、床下と家を断熱材で囲む事で出来上がります。
断熱材は熱を伝えにくい材料でできており、ウール状のものやパネルの様なものを中心に多くの種類の断熱材が使用されています。もちろん窓や開口部がある場合はその断熱性能も関わってきます。
家の断熱性能については1980年に最低限度の性能が定められて以来、現在までに数回の法改正が定められてきました。
一般的に高断熱の部類に入る建物が義務付けられたのは2016年からであり、それ以前の無断熱もしくは断熱の不十分な家が大半を占めているのが現実です。
断熱の重要性
断熱は目には見えないものですし、暑さ寒さの耐性も個人差がある為、実際に違いを体感してみない事には分かりにくいものです。
身近なものに置き換えて考えてみると少しわかりやすいかもしれません。
お湯を沸かしたヤカンとお湯をいれた魔法瓶を真冬の外に置いておくと数時間後どうなっているでしょうか?想像に難しくないかと思います。
また、家の断熱性能が悪いために起こるヒートショックによって年間18,000人近くの方がお亡くなりになっていることはご存知でしょうか?
これは交通事故の死傷者数よりもはるかに多く、家の断熱改善は急務なのです。
→LIXILの住まいるスタジオでは同じ環境下での断熱性能の違いを実体験できます(詳細は画像をclick)
リフォームで断熱を良くする方法と注意点
一番簡単な方法は窓のリフォームです。ガラスや金属から伝わる熱量が最も多い為です。
屋根裏や外壁、床下の断熱材を性能の高いものに入れ替える、足し加える事も可能です。
ここで注意があり、断熱の性能を高くする時は同時に気密についても改善する必要があります。
先ほどの魔法瓶の例に例えると魔法瓶のフタを開けた状態を想像してください。
魔法瓶の場合はお湯が冷めるだけですが家の場合は熱が隙間から逃げる際に局所的な結露がおきて問題となります。
断熱を改善する場合は気密も改善して、できる限り密閉していく必要があります。
まるごと断熱リフォームとは
断熱性能の向上とあわせて気密性も良くしていくことが出来る工法としてLIXILのまるごと断熱リフォームをおすすめします。
高性能な断熱材、窓など全ての開口部の改修、気密工事、熱交換換気システムを組み合わせて家の断熱性能を現代の基準に限りなく近づける断熱リフォームです。
家を骨組みのみ残して間取りの変更などと合わせて行うスケルトン方式と住みながらの工事が可能な外張り方式に対応しています。
工事前に断熱診断を行いどれだけ改善出来るのかを数値データで確認できる事、気密検査の実施によって品質の高さがも確認できる点も大きなポイントです。
まるごと断熱リフォームでどれくらい快適になるのか
断熱性能を高いものにする事で室内上下の温度差や室内外の温度差が少なくなり、家中どこにいても暑さ、寒さの差がない家になります。
温度差の減少はヒートショックの予防につながり、省エネでありながら快適な温度を保ちやすい家は健康の維持改善にも大きく貢献します。
まとめ
今回は断熱の重要性とLIXILリフォームショップ木村工務店がおすすめする、まるごと断熱リフォームについてご説明させて頂きました。
既存住宅の有効活用やリノベーションの需要が高まっている昨今において、断熱性能の改善は非常に重要になってきます。リフォームの際は是非とも合わせてご検討頂く事をおすすめ致します。
LIXIL(リクシル)リフォームショップ木村工務店では京田辺市で地元密着の建築会社として皆様の家づくりやリノベーションのお手伝いをさせて頂いております。京田辺でリフォーム・リノベーションをお考えの方、ぜひ木村工務店にご相談ください。