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2024年4月20日

床材選びのすすめ①

リフォームでも新築でもお客様がいつも悩まれるのが床材です。
色や素材の事はもちろん、お手入れや耐久性と費用の事まで考え出すと頭がいっぱいになってしまいそうです。
インテリアの印象を大きく決める床ですしそう簡単に変えたりしない部分だからこそしっかり選びたいですよね。
今回はそんな床材に焦点をあてて以下の順番にお話したいと思います。

1.住宅で使う床材の種類
2.各フローリングの特徴
3.フローリングの表面の仕上げについて
4.リフォームに特化した床材
5.プロがおすすめする床材
6.まとめ

 

 

住宅で使う床材の種類

床材というと実はものすごく種類が多いのですが、今回は住宅に使う床材の中でも木質系の床材についてのご紹介となります。
住宅の床材として最も選ばれる事の多いフローリング材ですが、大きく分けると3種類になります。
①複合フローリング シート貼りタイプ
②複合フローリング 突き板及び挽き板タイプ
③無垢フローリング
何れも見た目は木材の床材ですが価格や質感、特徴がそれぞれ異なりますので詳しく紹介していきます。

 

 

各フローリングの特徴

先にお伝えした床材の種類をさらに細分化して特徴と共に紹介しましょう。

複合フローリング(シートタイプ)|
合板のフローリングで表面の色柄はプリントシートで表現している。表面の保護は硬いクリアコート仕上げかクリアシートが重ねてられている仕上げ。合板ではなくMDFと呼ばれる再生材がベースに使われているものはカラーフロアとも呼ばれます。
【メリット】フローリングの中では安く、色柄が豊富
【デメリット】質感、肌触りが人工的
【注意】熱や湿気の影響が極端なところには向かない

 

複合フローリング(突き板タイプ)|
合板のフローリングで薄くスライスした本物の木を仕上げ材に使い、硬いクリアコート仕上げ。一般的にシート貼りのフローリングと比べて高級フローリングと呼ばれたりする
【メリット】価格は比較的安いものから高価なものまで幅広く、シートタイプよりも美観に富む
【デメリット】シートタイプと同じく肌触りは人工的
【注意】価格と同じく質も幅広いので見極めが必要

 

複合フローリング(挽き板タイプ)|
合板フローリングで3mm程度の厚めに挽きわいた木材を仕上げ材に使い、無垢材の質感に近い床材。
【メリット】厚めの挽き板は無垢材に近い質感
【デメリット】合板フローリングの中では飛び抜けて高く、無垢材よりも高い場合もある
【注意】オイルコートの場合色汚れには弱いので注意

 

 

 

無垢フローリング(堅い木材)|
本物の木材を切り出しで作った床板材、堅い木とはオーク、ウォルナット、チェリーなど
無塗装やオイルコート仕上げの他、ウレタン塗装仕上げもある。
【メリット】無塗装やオイル仕上げの床材は肌触りが優しく質感が良い
【デメリット】キズや凹みに弱い(小)、色汚れに弱い、伸縮による変形の恐れ(大)
【注意】床暖房には向かない

 

無垢フローリング(柔らかい木材)|
本物の木材を切り出しで作った床板材、堅い木とはパイン(松)、ヒノキ、スギなど
無塗装やオイルコート仕上げの他、ウレタン塗装仕上げもある。
【メリット】無塗装やオイル仕上げの床材は肌触りがとても優しく質感が良い
【デメリット】キズや凹み弱い(大)、色汚れに弱い、伸縮による変形の恐れ(小)
【注意】床暖房には向かない

 

フローリングの表面の仕上げについて

大きく2つに分けると堅いコーティングや塗装が施されているものとワックスやオイルなどを染み込ませて保護する仕上げ方があります。

 

シートタイプ仕上げ|
シートタイプのフローリングの仕上げで固く通常の仕様においては傷もつきにくい。
【メリット】ノンワックスでお手入れが楽
【デメリット】表面が薄く、深い傷をつけると下地が見えてしまう。
【注意】極端な湿気や紫外線によってシートの捲れなどが起きると寿命となる

 

クリアコート塗装仕上げ|
主にウレタン系の塗装で仕上げており、固く耐久性のある仕上げ
【メリット】木材の表面をしっかりと保護し、お手入れが楽
【デメリット】木材の表面をコーティングしてしまう為、肌触りや質感が人工的なものになる。
【注意】紫外線や水分の影響で劣化すると補修は困難

 

オイル系仕上げ|
木材に浸透させる保護の方法で撥水効果のある自然素材由来のオイルやワックスによって床材を保護する。
【メリット】肌触りがとても優しく質感が良い。
【デメリット】定期的にオイルやワックスを塗布するメンテナンスが必要
【注意】自然な質感のままの為、木材のささくれなどが起きたりもする。色汚れは目立つので注意する。

 

 

リフォームに特化した床材

リフォームに特化した床材、リフォームにおすすめの床材のご紹介です。
【床の段差をつけたくない、工事費をなるべく抑えたい】
基本的に現状の床の上へ重貼りのリフォームが工事費用を抑える事ができます。
また、1.5mm〜6mmのリフォーム専用床材を使えばリフォーム箇所とその他の床との段差も少なく、ドアなどにも影響なくリフォームが可能です。

 

 

プロがおすすめする床材

お客様の目的や趣味嗜好によって適した床材は異なるのですが、ここではプロである私が自分が選ぶとしたら…という視点でおすすめの床材を紹介します。

挽き板タイプの複合フローリングか無垢フローリングがおすすめ
フローリング床材は生活していれば絶対にキズや凹みがつきます。劣化で傷む場合もあります。その観点からキズや凹みも経年変化としてなじみやすく、一緒に変化していくエイジングも良いと思って頂けるなら一生お使い頂く事も出来る床材です。
肌触りも良い為、素足で歩いたり寝転がったりするにも心地よい床材です。
傷や汚れが気になる方はウレタン塗装仕上げの物を選べば美観が長く保てるはずです。
最近は木材の質感をなるべく活かしたウレタン塗装仕上げもあるので色々比較してみて下さい。

 

 

まとめ

いずれの床材も用途、目的によっておすすめ出来るポイントが変わってきます。
それぞれの特性を理解した上で予算と相談しながら選んで頂くとよいと思います。

 

LIXIL(リクシル)リフォームショップ木村工務店では京田辺市で地元密着の建築会社として皆様の家づくりやリノベーションのお手伝いをさせて頂いております。京田辺でリフォーム・リノベーションをお考えの方、ぜひ木村工務店にご相談ください。

 

 

 

 

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